
blur
少しだけ涼しくなって、夜の道を歩いてあげる。街中の看板で視力検査をして、視力が落ちたのを大人になったせいにする。ああ、これからどうしようか。きっと5年後の免許更新には眼鏡が必須になるんだろうな。
目を細めると、光が縦に伸びる。小さい頃によく、車の中で窓越しにやっていた。雨の日は特に回折が強まって光がより伸びていく。こないだ久しぶりにやったけど、車通りが多くてやめた。そんなことをしている時間だけが、残されたほんとうの僕の時間なんだろうな。
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よく眠れるようにと、スーパーで乳酸菌入りの甘いジュースを買った。ちょっとだけ口にしたけど、甘ったるくてもういらないなと思ってしまった。何かを欲しているのに、何もいらないみたいな事が多くて嫌になる。食べたいのに食べたくない、眠たいのに眠れない、僕の欲求は一体誰が動かしているのだ。
夜の道路で、この要らないジュースをぶちまけたい。いや、要らないとかは関係なくて、このペットボトルに入った100円の液体を無駄にしたい、全部無駄にしたいと思った。わたし悪い子なのかな、良い子はこんなこと思わないのかな。これを思ってしまって、それを我慢するのはいい子ってことにならないのかな。
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涼しくなった夜は本当に綺麗で、歩いていて不快なものが何ひとつない。澄みきった空間の中で、自分自身の存在も当たり前に生きている。変に肯定せず、そのままでいるね、という感じで存在できるのが嬉しい。僕の黒い髪の毛がサラサラで綺麗だと思う。しずかな鼻呼吸が綺麗だと思う。全部綺麗だ。綺麗じゃないのは僕の病気だけだ。
死にたくない しにたくないよ。
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下手にハイにならないことが幸運で、僕の美しいところのひとつだといえる。

blue
みずいろが好きで、画材を買うと一番先に無くなる色はきまってみずいろと白の二色になる。空とか海とか、世界はずっとずっと青くて綺麗だと思う。
最近はやりたいことも、やらなくちゃいけないことも少しずつ取り組めるようになってきて、僕の視界はみずいろに傾き始めている。大好きな夏が終わっても、元気に過ごせる気がした。
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一度メンタルを壊したことがある人特有の
「柔らかい強さ」と「深い優しさ」が、どうしようもなく好きだ
こういう言葉を度々ネットで見るたびに、他人事だよなと思う。壊したのはお前かもよ、と言いたくなる。意地悪かもしれないけど、壊れた人にしか出せない「やさしさ」すら貴方にとっては搾取する対象なのかなとか思ってしまう。意地悪ですか、そうですか。
弱さを知ることはやさしさだけど、弱くなることはやさしさじゃなくて。むしろ、強くなることでしかやさしくなれないのだと感じて、僕はまた一層強くなろうと決意してみたりするのでした。

second
今なら青春ソングの歌詞を書ける気がする。去年まで、いい年した大人がどうやって書いているんだよとか思ってたけど、いい年した大人も子どもみたいな恋愛するんだな。
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今日、久しぶりに目覚めのいい朝がきて、俺の時代が来たと思った。ここからはじまっていくのかなって、少しだけ唇が震えた気がした。
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昔のメモを見て、思い出せない事が増えた。この時どんな気持ちで書いてたっけ、みたいなことが多い。俺は、今、結構しあわせだよ。
あと、自転車の空気を5日前に入れたけど、ソレ、パンクしてるよ。
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3年前を命日にして、余生として過ごすことを意識してからちょっとだけ肩の力が抜けた。余生だからどうでもいい、とかではなくて、死んだら後悔するだろうなってことを回収していくような気持ちで生きることにした。俺は一旦死んだので、そんな気張らなくていいよ。
そのままでもいいよ。
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明るいことって、その先の言葉を考える必要ないから短くなる。文章を書けることって、とても繊細で独りよがりだ。ありのままの自分を残す勇気が欲しい。そして誰かが少しでも面白いなと思ってくれたら、やっぱり嬉しいな。
「せっけんの匂いがするね」としゃりしゃりの坊主を撫でる 僕の好きな娘
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おわり
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